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高校英語の文法について解説!押さえておきたい文法から練習問題まで| EnglishSearch

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更新日 2024.9.20

高校英語の文法について解説!押さえておきたい文法から練習問題まで

「高校英語の文法が難しい」と感じたことはありませんか?

そこで、本記事では高校英語の文法を効果的に学びたい方のために、高校英語の文法の一覧やおすすめの参考書、問題集、勉強法などを詳しく紹介します。

中学英語の基礎を応用し、高校入試に役立つ文法問題も解説。

さらに、多くの高校生が難しいと感じる文法や新課程に対応した内容もカバーしています。

高校英語の文法を総合的にサポートする内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。

高校英語の文法は中学英語の応用

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高校英語の文法は、中学英語で学んだ基礎をさらに発展させたものです。

中学で習得した基本的な文法事項は、高校ではより複雑な構造や表現に応用されます。

例えば、中学で学んだ現在形や過去形といった基本的な時制は、高校では過去完了形や未来完了形といったさらに高度な時制へと発展します。

また、中学で習った基本的な文型も、高校ではさらに多様な文脈で使いこなせるようにならなくてはなりません。

高校英語の文法学習は、中学で築いた基礎の上に成り立っています

そのため、中学英語で習得した知識があるからこそ、高校での文法学習もスムーズに進められます。

例えば、仮定法や分詞構文といった高度な文法事項も、中学での基礎知識があれば理解しやすくなるでしょう。

高校英語の文法は中学で培った知識を土台に、さらなる応用として位置づけられ、両者は密接に関連しています。

POINT

高校英語の文法は中学英語で学んだ基礎をさらに発展させたものであり、より複雑な構造や表現に応用される。

中学で習得した基本的な時制や文型は、高校ではさらに高度で多様な文脈で使いこなせるようになる。

高校英語の文法学習は中学での基礎知識を土台にしており、仮定法や分詞構文などの高度な文法事項も基礎知識があれば理解しやすくなる。

高校英語で押さえておきたい文法

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高校英語で押さえておきたい文法事項は多岐にわたります。

ここでは、高校英語で特に重要となる以下の文法項目について詳しく解説していきます。

  • 文型
  • 仮定法
  • 過去完了形・過去完了進行形
  • 関係代名詞
  • 関係副詞
  • 複合関係代名詞・複合関係副詞
  • 原形不定詞
  • 可算名詞・不可算名詞
  • 助動詞
  • 分詞
  • It~that構文
  • 動名詞
  • 話法

高校英語の文法をしっかりと押さえて、英語力を一段階上げていきましょう。

文型

英語の文型は、文の構造を理解し正しい文章を作成するための基本となる要素です。

特に高校英語では、中学で学んだ文型をさらに発展させ、より複雑な文を構成する力を養うことが求められます。

ここでは、英語の基本的な文型について詳しく解説し、それぞれの特徴や使用例を学んでいきます。

第一文型(SV)

第一文型(SV)は、英語の基本的な文型の一つであり、主語(S)と動詞(V)から構成されます。

この文型では、動詞が主語の行動や状態を表し、目的語や補語を必要としません。

例えば、「The sun rises.」という文では、「The sun」が主語で、「rises」が動詞です。

このように、主語が動詞によって表される動作や状態に焦点を当てるのが第一文型の特徴です。

第一文型はシンプルな構造でありながら、英語の基礎を理解するために非常に重要な文型なので、しっかりと理解することで、他の複雑な文型の理解も容易になります。

第二文型(SVC)

第二文型(SVC)は、主語(S)、動詞(V)、補語(C)から構成される文型です。

この文型では、動詞が主語の状態や性質を示し、補語がその説明を補完します。

例えば、「He is a teacher.」という文では、「He」が主語、「is」が動詞、「a teacher」が補語です。

この場合、補語は主語の特性や役割を説明しています。

また、「The sky became dark.」のように、「The sky」が主語、「became」が動詞、「dark」が補語となり、空の状態が変わったことを示しています。

第二文型は、主語と補語の関係性を理解するために重要であり、主語の特性や状態を詳しく述べるのに役立つ文型です。

この文型を正しく使いこなすことで、より豊かで正確な表現が可能となります。

第三文型(SVO)

第三文型(SVO)は、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)から構成される文型です。

この文型では、動詞が主語の行動を示し、その行動の対象となるものが目的語として続きます。

例えば、「She reads a book.」という文では、「She」が主語、「reads」が動詞、「a book」が目的語です。

この場合、動詞「reads」が主語「She」の行動を示し、その行動の対象が「a book」となっています。

また、「He wrote a letter.」のように、「He」が主語、「wrote」が動詞、「a letter」が目的語となり、彼が手紙を書いたことを示しています。

第三文型は、動作の対象を明確にするために非常に重要であり、日常的な英語のコミュニケーションで頻繁に使用される文型です。

この文型を理解することで、誰が何をしたのかを明確に伝える力が身に付き、より正確で具体的な表現が可能になります。

第四文型(SVOO)

第四文型(SVOO)は、主語(S)、動詞(V)、直接目的語(O1)、間接目的語(O2)から構成される文型です。

この文型では、動詞が主語の行動を示し、その行動が誰に対して行われたのか(間接目的語)と、何がその対象となったのか(直接目的語)を明示します。

例えば、「She gave him a gift.」という文では、「She」が主語、「gave」が動詞、「him」が間接目的語、「a gift」が直接目的語です。

この場合、動詞「gave」が主語「She」の行動を示し、その行動が「him」(彼)に対して「a gift」(贈り物)を与えたことを意味します。

他の例として、「He sent his friend a letter.」では、「He」が主語、「sent」が動詞、「his friend」が間接目的語、「a letter」が直接目的語です。

この文は、彼が友人に手紙を送ったことを示しています。

第四文型は、動作の受け手と対象を明確にするために重要であり、人に何かを与える、送る、教えるなどの行為を表現する際によく使われる文型です。

この文型を理解することで、より複雑な文を作成し、意図を正確に伝える力が養われます。

第五文型

第五文型(SVOC)は、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)から構成される文型です。

この文型では、動詞が主語の行動を示し、目的語がその行動の対象となります。

そして補語が目的語の状態や性質を説明します。

例えば、「They elected him president.」という文では、「They」が主語、「elected」が動詞、「him」が目的語、「president」が補語です。

この場合、動詞「elected」が主語「They」の行動を示し、その行動の対象である「him」の新しい状態や役割を「president」という補語が説明しています。

他の例として、「She made him happy.」では、「She」が主語、「made」が動詞、「him」が目的語、「happy」が補語です。

この文は、彼女が彼を幸せにしたことを示しています。

ここで、「happy」は彼の状態を表す補語です。

第五文型は、目的語の状態や性質を詳細に説明するために重要であり、他者の変化や結果を表現する際によく使われます。

この文型を理解することで、英語の表現力が一層豊かになり、複雑な状況や感情をより的確に伝えることができます。

仮定法

仮定法は、現実ではない状況や想像上の事柄を表現するために使われる文法です。

実際には起こっていないことや、可能性の低い出来事を仮定する際に用いられ、現実とは異なる状況を描写するために不可欠な表現方法です。

例えば、過去の出来事について「もしあの時~していたら」という後悔や、未来の非現実的な希望や夢を表現する場合に仮定法が使われます。

ここでは、仮定法の基本的な構造や使い方、仮定法過去や仮定法過去完了の違いについて詳しく解説します。

仮定法過去

仮定法過去は、現在の事実とは異なる仮定や、現実には存在しない状況を表現するために用いられる文法です。

主語と過去形の動詞を組み合わせて、もし現在の状況が異なっていたらどうなるかを示します。

例えば、「If I were a bird, I would fly to you.」という文は、「もし私が鳥であれば、あなたのところへ飛んで行くだろう」という意味です。

ここで、「I were」は仮定法過去の形であり、現実には「私は鳥ではない」ことを示しています。

他の例として、「If he had more time, he could travel the world.」では、「もし彼にもっと時間があれば、世界を旅行できるだろう」という意味です。

この文は、実際には彼に時間がないことを前提にしています。

仮定法過去は、現実とは異なる状況や、不可能な願望を表現するために非常に便利です。

仮定法過去完了

仮定法過去完了は、過去の事実とは異なる仮定や、過去に起こらなかった出来事についての仮定を表現するために使われる文法です。

主語と過去完了形の動詞を組み合わせて、「もしあの時~していたら、どうなっていただろうか」という過去の仮定を示します。

例えば、「If I had known the truth, I would have acted differently.」という文は、「もし私が真実を知っていたら、違った行動をしていただろう」という意味です。

ここで、「I had known」は仮定法過去完了の形であり、実際には「私は真実を知らなかった」ことを示しています。

他の例として、「If they had left earlier, they would have caught the train.」では、「もし彼らがもっと早く出発していたら、列車に間に合っていただろう」という意味です。

この文は、実際には彼らが遅れて出発し、列車に間に合わなかったことを前提にしています。

仮定法過去完了は、過去の出来事に対する後悔や、別の結果を想像する際に非常に有用です。

過去完了形・過去完了進行形

過去完了形と過去完了進行形は、過去の出来事や行動の時間関係をより詳細に表現するために必要不可欠な文法です。

これらの形を使うことで、過去の特定の時点よりも前に起こった出来事や、継続していた行動を明確に示すことができます。

ここでは、過去完了形と過去完了進行形の基本的な使い方や例文を通じて、それぞれの違いや具体的な応用方法を詳しく解説します。

過去完了形

過去完了形は、過去のある時点よりも前に起こった出来事や完了した動作を表すために使われる文法です。

この形は、「had + 過去分詞」で構成されます。

例えば、「I had finished my homework before dinner.」という文では、「夕食の前に宿題を終えていた」という意味になり、「had finished」が過去完了形です。

これは、宿題を終えた時点が夕食よりも前であることを明確に示しています。

過去完了形を使うことで、二つの過去の出来事の時間関係をはっきりさせることができます。

例えば、「By the time she arrived, the movie had already started.」という文では、「彼女が到着した時には、すでに映画が始まっていた」という意味です。

この場合、映画が始まった時点が彼女が到着する前であることを示しています。

過去完了形は、ストーリーテリングや出来事の順序を説明する際に非常に有用です。

過去の出来事がどのように関連しているのかを明確にすることで、文章の理解が深まり、伝えたい内容がより正確に伝わります。

過去完了進行形

過去完了進行形は、過去のある時点よりも前から継続していた行動や状態を表現するために用いられる文法です。

この形は、「had been + 現在分詞」で構成されます。

例えば、「She had been studying for two hours before the exam started.」という文では、「試験が始まる前に彼女は2時間勉強していた」という意味になり、「had been studying」が過去完了進行形です。

この文法を使うことで、過去の特定の時点までの継続的な行動を強調することができます。

過去完了進行形は、過去のある時点で既に継続していた行動や、その行動がどれくらいの期間続いていたかを示すのに役立ちます。

例えば、「By the time we arrived, it had been raining for several hours.」という文では、「私たちが到着するまでに、数時間雨が降り続いていた」という意味です。

この場合、雨が降り続いていたことを強調しています。

過去完了進行形を使うことで、物事の継続性やその持続期間を詳細に説明することができます。

これにより、過去の出来事や状態の背景や文脈をより明確に伝えることが可能です。

関係代名詞

関係代名詞は、二つの文を結び付けて一つの文にして、文章をより流暢で自然にするために使われる重要な文法要素です。

関係代名詞を使うことで、先行詞と呼ばれる名詞に対して追加の情報を提供し、文を豊かにします。

ここでは、関係代名詞の基本的な使い方や異なる種類の関係代名詞について詳しく解説し、実際の例文を通じてその用法を学びましょう。

先行詞を含む関係代名詞what

先行詞を含む関係代名詞「what」は、英語の文法において非常に便利な表現です。

「what」は「~するもの」や「~すること」という意味を持ち、先行詞を含むため、名詞節を作る際に役立ちます。

例えば、「I don’t know what he wants.」という文では、「what he wants」が名詞節となり、「彼が何を欲しているのかわからない」という意味です。

この場合、「what」が「he wants」の先行詞を含んでいるため、特定の物事や状況を指す際に使われます。

また、「What you said made me happy.」という文では、「あなたが言ったことが私を幸せにした」という意味です。

この文でも、「what you said」が名詞節を形成し、先行詞を含むことで「あなたが言ったこと」という意味を一つの単位で示しています。

「what」を使うことで、文がより簡潔で自然な流れになるため、日常会話や文章作成において非常に便利です。

関係代名詞の非制限用法

関係代名詞の非制限用法は、先行詞に対して追加の情報を提供しながら、その情報が文の主要な意味に必須ではない場合に使用されます。

この用法では、関係代名詞が先行詞の追加説明を行い、カンマで囲まれた部分が文の主な情報に影響を与えません。

例えば、「My brother, who lives in New York, is coming to visit.」という文では、「who lives in New York」が関係代名詞の非制限用法です。

この部分は「My brother」を説明しているだけで、文の主要な意味である「兄が訪ねてくる」という情報には影響を与えません。

この用法では、関係代名詞は「who」「which」「whose」などが使われ、先行詞の追加情報や背景情報を付加するために使用されます。

例えば、「The car, which was parked outside, was stolen.」という文では、「which was parked outside」が非制限用法で、車が外に駐車されていたことを追加で説明していますが、車が盗まれたという主な情報には直接関係しません。

関係代名詞の非制限用法を理解することで、文の中で追加情報を適切に挿入し、情報を整理し、理解しやすく伝えることができます。

関係副詞

関係副詞は、先行詞を説明しながら、副詞的な役割を果たす文法事項です。

主に「when」「where」「why」「how」などがあり、文中で時間、場所、理由、方法などを説明するために使われます。

関係副詞を使うことで、二つの文を一つに結びつけ、情報をより詳細に提供することが可能です。

例えば、「I remember the day when we first met.」という文では、「when」が関係副詞として機能し、「the day」を説明しています。

この場合、「when we first met」という節が「the day」を詳しく述べており、いつその日があったのかを明示しています。

複合関係代名詞・複合関係副詞

複合関係代名詞と複合関係副詞は、英語の文章や会話において、複雑な情報を効果的に伝えるために重要な役割を果たします。

「whoever」「whomever」「whatever」「whenever」「wherever」「however」などの形で使われ、先行詞を持たずに文全体を関係詞節として導くのが特徴です。

ここ、では、複合関係代名詞と複合関係副詞の基本的な使い方や具体的な例について詳しく解説し、どのようにこれらを効果的に用いるかを学びます。

複合関係代名詞

複合関係代名詞は、「whoever」「whomever」「whatever」などの形を取り、先行詞を必要とせずに名詞節を導く役割を果たします。

これらの代名詞は、状況や条件に応じて柔軟に使われ、文全体の意味を明確にするために非常に便利です。

例えば、「Whoever wins the race will receive a prize.」という文では、「whoever」が複合関係代名詞として使われ、「wins the race」という節全体を導いています。

この文は「レースに勝つ人は誰でも賞をもらう」という意味です。

同様に、「Take whatever you want.」という文では、「whatever」が複合関係代名詞として機能し、「you want」という節を導いています。

この場合、「あなたが欲しいものは何でも持って行ってください」という意味です。

複合関係代名詞は、特定の人や物に限定せず、一般的な条件や状況を表現するのに適しています。

例えば、「Whomever you invite will be welcome.」では、「あなたが招待する人は誰でも歓迎されます」という意味になり、特定の人に限定しない広い範囲の条件を示しています。

複合関係副詞

複合関係副詞は、「whenever」「wherever」「however」などの形を取り、先行詞を必要とせずに副詞節を導く役割を果たします。

これらの副詞は、時間、場所、方法などを柔軟に表現するために使われ、文全体の意味を広げることが可能です。

例えば、「You can come whenever you want.」という文では、「whenever」が複合関係副詞として使われ、「you want」という節全体を導いています。

この文は「あなたが来たいときはいつでも来ていい」という意味です。

同様に、「Sit wherever you like.」という文では、「wherever」が複合関係副詞として機能し、「you like」という節を導いています。

この場合、「好きなところに座ってください」という意味です。

複合関係副詞は、特定の時間や場所に限定せず、広範な状況を表現するのに適しています。

例えば、「However you do it, just make sure it's done on time.」では、「どのようにそれをやっても、時間内に終わらせてください」という意味になり、方法に関して柔軟な指示を与えています。

原形不定詞

原形不定詞は、動詞の原形を使って特定の構文や表現を作り出すための重要な文法要素です。

この形は、特定の動詞の後に使われることが多く、目的語としての動詞や形容詞、副詞としての役割を果たします。

ここでは、原形不定詞の基本的な使い方や具体的な例について詳しく解説し、効果的な使い方を学びます。

使役動詞+原型不定詞

使役動詞+原形不定詞の構文は、誰かに何かをさせる、あるいは何かが起こるようにすることを表現するために使われます。

主な使役動詞には「make」「let」「have」があり、これらの動詞の後に原形不定詞が続きます。

この構文を使うことで、シンプルで直接的な表現が可能です。

例えば、「make」を使った「She made him clean the room.」という文は、「彼女は彼に部屋を掃除させた」という意味です。

ここでは、「made」が使役動詞、「clean」が原形不定詞であり、「him」がその行動をする人を示しています。

このように、「make」は強制的に何かをさせるニュアンスを持ちます。

一方、「let」を使うときは、許可や許容を表現します。

「He let her go to the party.」という文は、「彼は彼女がパーティーに行くのを許した」という意味になります。

この場合、「let」が使役動詞、「go」が原形不定詞です。

さらに、「have」は依頼や指示の意味です。

「I had the technician fix my computer.」という文では、「私は技術者にコンピューターを修理してもらった」という意味になります。

ここで、「had」が使役動詞、「fix」が原形不定詞で、「technician」がその行動をする人を示しています。

知覚動詞+原型不定詞

知覚動詞+原形不定詞の構文は、何かを見たり聞いたり感じたりする際に、その動作や出来事を表現するために使われます。

主な知覚動詞には「see」「hear」「feel」「watch」「notice」などがあり、これらの動詞の後に原形不定詞が続きます。

この構文を使うことで、ある瞬間の具体的な行動や出来事を描写することが可能です。

例えば、「see」を使った「I saw him leave the room.」という文は、「私は彼が部屋を出るのを見た」という意味です。

ここで、「saw」が知覚動詞、「leave」が原形不定詞であり、「him」がその行動をする人を示しています。

このように、「see」は視覚的な知覚を表現します。

「hear」を使う場合、「I heard her sing a beautiful song.」という文は、「私は彼女が美しい歌を歌うのを聞いた」という意味です。

この場合、「heard」が知覚動詞、「sing」が原形不定詞であり、「her」がその行動をする人を示しています。

さらに、「feel」を使うと、「I felt the ground shake during the earthquake.」という文は、「地震の間に地面が揺れるのを感じた」という意味です。

ここで、「felt」が知覚動詞、「shake」が原形不定詞で、「the ground」がその行動をするものを示しています。

この構文は、日常会話において、視覚的、聴覚的、感覚的な体験を効果的に伝えるために非常に役立ちます。

可算名詞・不可算名詞

可算名詞と不可算名詞は、英語の名詞を理解し正しく使うために非常に重要な概念です。

可算名詞と不可算名詞の使い分けを正しく理解することで、適切な冠詞や量を示す表現を使うことができます。

ここでは、可算名詞と不可算名詞の基本的な違いや具体例を紹介し、それぞれの適切な使い方について詳しく解説します。

数えられない名詞

数えられない名詞(不可算名詞)は、個別の単位として数えることができない物質や概念を表します。

これらの名詞は基本的に単数形で使用され、冠詞「a」や「an」を伴いません。

また、複数形にもなりません。

例えば、「water(水)」「rice(米)」「information(情報)」「advice(助言)」などが挙げられます。

これらの名詞は、量を示すときに特定の単位を使うか、漠然とした量を表現するために「some」や「much」などの量詞を使用します。

例えば、「水」を表現する際には、「a glass of water」や「some water」といった表現を用いなくてはなりません。

また、「情報」を指す場合には、「a piece of information」や「some information」が一般的です。

「助言」についても同様に、「a piece of advice」や「some advice」という形で使われます。

不可算名詞はその性質上、具体的な個数を示すことができないため、量や種類を表現する際には工夫が必要です。

数えられる名詞

数えられる名詞(可算名詞)は、個別の単位として数えることができる物や概念を表します。

これらの名詞は単数形と複数形が存在し、具体的な数を示すことが可能です。

例えば、「book(本)」「apple(リンゴ)」「car(車)」「idea(アイデア)」などが挙げられます。

単数形では冠詞「a」や「an」を用いて「a book」や「an apple」と表現し、複数形では「books」や「apples」となります。

可算名詞は、個々の単位が明確であるため、数を数えたり、特定の数を示したりすることが簡単です。

例えば、「I have three books.」や「She bought two apples.」という文では、具体的な数を示しています。

また、可算名詞を使うことで、物事を細かく区別したり、特定の数量に焦点を当てたりすることができます。

さらに、可算名詞は、一般的な概念や種類を表す際にも使用可能です。

「Books are important for learning.」や「Apples are good for your health.」という文では、特定の本やリンゴではなく、一般的な概念としての「本」や「リンゴ」を示しています。

助動詞

助動詞は、主動詞の意味を補足し、文の時制や態度、可能性、義務などを表現するために使われる重要な文法要素です。

主な助動詞には「can」「could」「will」「would」「shall」「should」「may」「might」「must」などがあり、これらを用いることで、主動詞にさまざまなニュアンスを加えることができます。

ここでは、各助動詞の基本的な使い方とその意味について詳しく解説し、適切に使い分けるためのポイントを学びます。

助動詞の過去形

助動詞の過去形は、過去の出来事や状況に関する能力、可能性、義務、許可などを表現するために使われます。

主な助動詞の過去形には「could」「would」「might」「should」などがあり、それぞれ特定の意味を持っています。

例えば、「can」の過去形である「could」は、過去の能力や可能性を表す助動詞です。

「When I was young, I could run fast.」という文では、「私が若い頃、速く走ることができた」という意味になります。

「will」の過去形である「would」は、過去の習慣や仮定の状況を示します。

「When we were kids, we would play outside every day.」という文では、「私たちが子供の頃、毎日外で遊んだものだ」という意味です。

また、仮定法で使われる場合もあり、「If I had more time, I would travel more.」では、「もっと時間があれば、もっと旅行するのに」という仮定の意味を表します。

「may」の過去形である「might」は、過去の可能性や推量を示す助動詞です。

「He might have missed the bus.」という文では、「彼はバスに乗り遅れたかもしれない」という意味になります。

「shall」の過去形である「should」は、過去の義務や助言を表します。

「You should have listened to your teacher.」という文では、「あなたは先生の言うことを聞くべきだった」という意味です。

助動詞の過去形を正しく使うことで、過去の状況や出来事に対する微妙なニュアンスを表現することができます。

助動詞の受け身

助動詞の受け身は、動作の主体が重要ではない場合や、動作を受ける対象に焦点を当てたい場合に使われる構文です。

助動詞の受け身は「助動詞 + be + 過去分詞」の形をとります。

この構文を使うことで、主語が動作を受けることを強調することが可能です。

例えば、「can」を使った受け身では、「The book can be read by anyone.」という文になります。

ここでは、「その本は誰にでも読まれることができる」という意味で、「can be read」が受け身の形です。

この文は、誰が読むかよりも、その本が誰にでも読まれる可能性があることを強調しています。

同様に、「will」を使うと「The work will be finished by tomorrow.」という文になります。

「その仕事は明日までに終わるでしょう」という意味で、「will be finished」が受け身の形です。

この場合、仕事を終える人よりも、仕事が終わる事実に焦点を当てています。

「should」を使うと「The rules should be followed by all students.」という文になります。

「規則は全ての学生によって守られるべきだ」という意味で、「should be followed」が受け身の形です。

この文は、規則を守るべき対象が学生全体であることを強調しています。

助動詞の受け身構文は、特にビジネスやアカデミックな文脈でよく使われ、動作を受ける対象やその結果に焦点を当てるために非常に有用です。

助動詞+完了形

助動詞+完了形は、過去の出来事や状態についての可能性、義務、推量などを表現するために使われる構文です。

この形は「助動詞 + have + 過去分詞」で構成されます。

助動詞+完了形を使うことで、過去の状況に対する話者の態度や意見を示すことが可能です。

例えば、「may」を使った「He may have left early.」という文では、「彼は早く出発したかもしれない」という意味になります。

ここで、「may have left」が完了形を伴う助動詞の形です。

この文は、過去の出来事に対する推量を示しています。

「must」を使うと「She must have forgotten the meeting.」という文になります。

「彼女はその会議を忘れていたに違いない」という意味で、「must have forgotten」が助動詞+完了形です。

この場合、話者は過去の出来事に対する確信を表しています。

また、「should」を使うと「You should have called me.」という文になります。

「あなたは私に電話をすべきだった」という意味で、「should have called」が助動詞+完了形です。

この文は、過去の行動に対する後悔や非難を示しています。

「could」を使った「They could have won the game.」という文では、「彼らはその試合に勝てたかもしれない」という意味になります。

ここで、「could have won」が助動詞+完了形の形を取り、過去の可能性について言及しています。

助動詞+完了形を正しく使うことで、過去の出来事に対する微妙なニュアンスや話者の態度を表現することが可能です。

分詞

分詞は、動詞から派生した形であり、形容詞や副詞のように機能する重要な文法要素です。

英語には現在分詞と過去分詞の二種類があり、それぞれ異なる役割を果たします。

ここでは、分詞の基本的な使い方やその役割について詳しく解説し、例文を通じて具体的な応用方法を学びます。

現在分詞・過去分詞

現在分詞と過去分詞は、動詞から派生した形で、それぞれ異なる役割と機能を持つ重要な文法要素です。

現在分詞は動詞のing形で表され、動作の進行や継続を示します。

現在分詞は形容詞として使われ、名詞を修飾したり、補語として用いられることが多いです。

例えば、「The running water was cold.」という文では、「running」が現在分詞として「water」を修飾しています。

また、「He kept talking.」という文では、「talking」が現在分詞として動作の継続を示しています。

一方、過去分詞は動詞のed形(不規則動詞の場合は異なる形)で表され、完了や受動の意味です。

過去分詞も形容詞として使われることが多く、名詞を修飾したり、補語として用いられます。

例えば、「The broken vase lay on the floor.」という文では、「broken」が過去分詞として「vase」を修飾しています。

現在分詞と過去分詞は、分詞構文としても使われ、文を簡潔にする役割を果たすことが可能です。

例えば、「Seeing the rain, he took an umbrella.」という文では、「Seeing」が現在分詞構文として使われ、「雨を見て、彼は傘を持っていった」という意味になります。

同様に、「Tired from work, she went to bed early.」という文では、「Tired」が過去分詞構文として使われ、「仕事で疲れたので、彼女は早く寝た」という意味になります。

現在分詞と過去分詞を正しく使い分けることで、英語の表現力が向上し、より豊かで正確な文章を作成することが可能です。

分詞構文

分詞構文は、分詞を使って二つの文を一つにまとめる構文で、文を簡潔にし、流れを滑らかにするために使われます。

分詞構文には、現在分詞と過去分詞の両方が使われ、それぞれ異なる意味やニュアンスを持ちます。

現在分詞を使った分詞構文では、動作が同時に行われていることや、原因と結果の関係を示すことが可能です。

例えば、「Seeing the rain, he took an umbrella.」という文では、「Seeing」が現在分詞で、「雨を見て、彼は傘を持っていった」という意味になります。

この文は、「He saw the rain and took an umbrella.」を簡潔にしたものです。

また、「Knowing the answer, she raised her hand.」という文では、「Knowing」が現在分詞で、「答えを知っていたので、彼女は手を挙げた」という意味になります。

過去分詞を使った分詞構文では、動作が完了していることや、受動の意味を含む場合に使われます。

例えば、「Tired from work, she went to bed early.」という文では、「Tired」が過去分詞で、「仕事で疲れたので、彼女は早く寝た」という意味です。

また、「Born in New York, he moved to Los Angeles at an early age.」という文では、「Born」が過去分詞で、「ニューヨークで生まれた彼は、幼い頃にロサンゼルスに引っ越した」という意味になります。

分詞構文を使うことで、文の構造がシンプルになり、情報をコンパクトに伝えることができます。

It~that構文

It~that構文は、英語の文法において強調構文や形式主語を用いて特定の部分を強調したり、文を構成したりするために使われる重要な構文です。

この構文を使うことで、主語や目的語を際立たせることができ、文章の焦点を明確にすることができます。

ここでは、It~that構文の基本的な使い方やその役割について詳しく解説し、具体的な例を通じてその応用方法を学びます。

形式主語

形式主語は、文の主語の位置に「it」を置き、実際の主語を文の後半に持ってくることで、文の構造を整えたり、特定の部分を強調するために使われる構文です。

この構文を使うことで、特に長い主語を持つ文を読みやすくし、重要な情報に焦点を当てることが可能です。

例えば、「It is important to exercise regularly.」という文では、「to exercise regularly」が実際の主語ですが、「it」を使うことで文がすっきりとした形になります。

ここで、「It is important」が形式主語の構文を形成しており、「運動を定期的にすることが重要だ」という意味を伝えています。

他の例として、「It was surprising that he won the award.」という文は、「彼が賞を取ったことが驚きだった」という意味です。

「that he won the award」が実際の主語ですが、形式主語「it」を使うことで、文が自然な流れで読みやすくなっています。

形式主語は、特に抽象的な主語や長い主語を持つ文において、文全体のバランスをとり、情報を効果的に伝えるために非常に有用です。

例えば、「It seems that they are not coming to the party.」という文では、「that they are not coming to the party」が実際の主語ですが、「it」を使うことで文が簡潔になり、「彼らがパーティーに来ないようだ」という意味を自然に伝えています。

強調構文

強調構文は、文の特定の部分を強調するために使われる構文で、「It is/was + 強調したい部分 + that/who + 残りの文」の形をとります。

この構文を使うことで、通常の文ではあまり目立たない情報を強調し、読者や聞き手に強く印象付けることが可能です。

例えば、「He bought the car.」という文を強調構文にすると、「It was he who bought the car.」となり、「車を買ったのは彼だ」という意味になります。

この場合、「he」を強調することで、車を買った人物が彼であることを明確にしています。

また、「She met John at the park.」という文を強調構文にすると、「It was at the park that she met John.」となり、「彼女がジョンに会ったのは公園でだった」という意味です。

この場合、「at the park」を強調することで、出会いの場所が公園であることを強調しています。

強調構文は、話者が特定の情報を強調したい場合や、対比を明確にしたい場合に非常に有用です。

例えば、「I finished the project.」という文を強調構文にすると、「It was I who finished the project.」となり、「プロジェクトを終えたのは私だ」という意味になります。

この場合、「I」を強調することで、プロジェクトを終えた人物が他の誰でもなく自分であることを強調しています。

このように、強調構文を使うことで、英語の文章や会話において、特定の情報を効果的に際立たせることが可能です。

動名詞

動名詞は、動詞にingをつけることで名詞としての役割を果たす形です。

動名詞は、主語、目的語、補語として使われ、動作や状態を名詞として表現することができます。

ここでは、動名詞の基本的な使い方やその役割について詳しく解説し、具体的な例を通じて応用方法を学びます。

不定詞と動名詞の違い

不定詞と動名詞は、どちらも動詞の形を変えて名詞として使うことができる点で共通していますが、それぞれ異なる使い方やニュアンスを持っています。

ここでは、不定詞と動名詞の違いについて詳しく見ていきましょう。

不定詞は「to + 動詞の原形」の形を取り、未来志向や目的、可能性、意図を表現する際に使われます。

例えば、「I plan to study abroad.」という文では、「to study」が不定詞として使われ、「留学することを計画している」という意味です。

不定詞は、行動の目的や未来の出来事について述べるのに適しています。

また、「I want to learn Spanish.」という文では、「to learn」が不定詞として使われ、「スペイン語を学びたい」という意図を表しています。

一方、動名詞は動詞にingを付けた形で、過去の経験や現在の習慣、一般的な事実や好き嫌いを表現する際に使われます。

例えば、「I enjoy swimming.」という文では、「swimming」が動名詞として使われ、「泳ぐことを楽しむ」という意味です。

動名詞は、行動そのものや既に確立された習慣について述べるのに適しています。

また、「He admitted stealing the money.」という文では、「stealing」が動名詞として使われ、「お金を盗んだことを認めた」という過去の行動を表しています。

さらに、不定詞と動名詞を使う動詞の選び方にも違いがあるので注意しましょう。

例えば、「hope」「decide」「plan」などの動詞は不定詞とともに使われることが多い一方で、「enjoy」「admit」「avoid」などの動詞は動名詞とともに使われることが一般的です。

「I decided to join the club.」と「I enjoy joining the club.」のように、使われる動詞によって不定詞か動名詞かが決まります。

不定詞と動名詞で意味が変わる単語

ある特定の動詞は不定詞を使う場合と動名詞を使う場合で異なる意味を持つことがあります。

例えば、「remember」という動詞は不定詞と動名詞で意味が異なります。

「I remembered to lock the door.」という文では、「to lock」が不定詞として使われ、「ドアをロックすることを覚えていた」という意味です。

ここでは、未来の行動や意図を示しています。

一方、「I remember locking the door.」という文では、「locking」が動名詞として使われ、「ドアをロックしたことを覚えている」という意味です。

こちらは、過去の経験を示しています。

同様に、「stop」という動詞も不定詞と動名詞で異なる意味を持ちます。

「She stopped to rest.」という文では、「to rest」が不定詞として使われ、「彼女は休むために立ち止まった」という意味です。

ここでは、目的を示しています。

一方、「She stopped resting.」という文では、「resting」が動名詞として使われ、「彼女は休むのをやめた」という意味です。

こちらは、行動の中断を示しています。

加えて、「try」という動詞も不定詞と動名詞で意味が変わる単語例として挙げられます。

「He tried to open the door.」という文では、「to open」が不定詞として使われ、「彼はドアを開けようとした」という意味にです。

ここでは、意図的な努力を示しています。

一方、「He tried opening the door.」という文では、「opening」が動名詞として使われ、「彼はドアを開けることを試してみた」という意味です。

こちらは、実際に行動を試みることを示しています。

これらの例からわかるように、不定詞と動名詞の使い方によって、同じ動詞が異なる意味を持つことがあります。

話法

話法は、他人の言葉や考えを伝える際に使われる重要な文法要素です。

英語には主に直接話法と間接話法の二種類があり、それぞれ異なる方法で情報を伝えます。

ここでは、話法の基本的な使い方やルール、直接話法と間接話法の違いについて詳しく解説し、具体的な例を通じてその応用方法を学びます。

直接話法

直接話法は、話された言葉をそのまま引用し、元の発言者の言葉を忠実に再現する方法です。

この形式では、発言を引用符で囲み、引用文の前や後に発言者を示す動詞を使います。

例えば、「He said, 'I am going to the store.'」という文では、彼の発言をそのまま引用符で囲んで表現しています。

直接話法は、話の内容を正確に伝えるために非常に有効です。

直接話法を使う際のポイントとして、引用符の使い方や発言者を示す動詞の位置に気をつけましょう。

引用符は発言の始まりと終わりを示し、発言者を示す動詞(例えば、said, asked, exclaimedなど)は文の前後に配置されます。

例えば、「She asked, 'Are you coming to the party?'」という文では、発言者を示す動詞「asked」が引用文の前に置かれています。

さらに、直接話法では発言の内容がそのまま再現されるため、元の話し手の意図やニュアンスが正確に伝わる点が特徴的です。

例えば、「'It's a beautiful day,' he said with a smile.」という文では、彼が微笑んでその言葉を言ったことを強調しています。

このように、発言者の感情や態度も直接話法を通じて明確に伝えることが可能です。

直接話法は、物語や会話文で頻繁に使用され、読者や聞き手に臨場感を与えます。

また、報告や証言を記録する際にも正確さを保つために使われます。

例えば、新聞記事やインタビューなどでは、発言者の言葉を正確に伝えるために直接話法が使われることが多いです。

間接話法

間接話法は、他人の言葉や考えをそのまま引用するのではなく、話し手の視点から報告する方法です。

この形式では、元の発言を少し変更し、引用符を使わずに文全体を報告の形に変えます。

例えば、「He said that he was going to the store.」という文では、彼の発言「I am going to the store」が間接話法で報告されています。

この形式では、主に動詞の時制や代名詞が変わるため、発言の内容を適切に伝えるための工夫が必要です。

間接話法の使い方として、いくつかのルールがあります。

まず、発言を導入する動詞(say, tell, askなど)の時制に応じて、元の発言の時制を一致させなくてはなりません。

例えば、「現在形」から「過去形」に変更する場合、「She says, 'I am happy.'」が「She said that she was happy.」となります。

また、直接話法の現在完了形「He said, 'I have finished.'」は間接話法で「He said that he had finished.」となります。

代名詞の変更も間接話法の重要なポイントです。

元の発言者と報告する人が異なる場合、代名詞を適切に変更する必要があります。

例えば、「John said, 'I will meet you here.'」という文が間接話法で「John said that he would meet me there.」となるように、「I」が「he」に、「you」が「me」に、「here」が「there」に変わります。

間接話法は、発言内容を要約し、話し手の視点や状況を考慮して報告する際に非常に便利です。

例えば、「'I can't believe it,' she exclaimed.」という文が間接話法で「She exclaimed that she couldn't believe it.」となり、感情のニュアンスを保ちながら報告されています。

間接話法を適切に使用することで、他人の発言を効果的に伝え、文脈や状況に応じた表現が可能になります。

POINT

高校英語の文法は、中学で学んだ基礎をさらに発展させたもので、より複雑な構造や表現に応用されます。

各文型(第一文型から第五文型)の理解は、高校英語において非常に重要です。

高校英語では、分詞構文やIt~that構文など、多様な文法構文を習得することが必要です。

【高校英語の文法】練習問題

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高校英語の文法を確実に身につけるためには、理論だけでなく実際の練習問題に取り組むことが非常に重要です。

ここでは、これまでに学んだ文法事項を実践的に確認し、理解を深めるための練習問題を紹介します。

  • 関係代名詞の問題
  • 仮定法の問題
  • 動詞の問題
  • 形容詞の問題
  • 代名詞の問題
  • 5文型の問題

問題を解きながら、間違えた箇所や理解が不十分な部分を見直し、確実に知識を定着させていきましょう。

関係代名詞の問題

練習問題1:関係代名詞1(「人が~」「物が~」の代わり)

問題:次の文を関係代名詞を用いて1つの文にしなさい。

1. She is the girl. She won the first prize.

2. I have a book. The book is very interesting.

解答

1. She is the girl who won the first prize.

3. I have a book which is very interesting.

解説

1. 関係代名詞 whoは人を先行詞とする場合に使います。

例文1では、「彼女が賞を取った」という情報を補足しています。

2. 関係代名詞 whichは、物を先行詞とする場合に使います。

例文2では、「本が面白い」という情報を付け加えています。

練習問題2:関係副詞の使い方1(where, when)

問題:次の文を関係副詞を用いて1つの文にしなさい。

1. This is the place. We met here for the first time.

2. 1990 is the year. He was born in that year.

解答

1. This is the place where we met for the first time.

2. 1990 is the year when he was born.

解説

1. 関係副詞 whereは、場所を先行詞とする場合に使います。

例文1では、「私たちが初めて会った場所」という情報を補足しています。

2. 関係副詞 whenは、時を先行詞とする場合に使います。

例文2では、「彼が生まれた年」という情報を付け加えています。

仮定法の問題

練習問題1:「It is time+仮定法過去」の表現

問題:次の文を仮定法過去を用いて書き換えなさい。

1. It's time for you to go to bed.

2. It's time for us to leave.

解答

1. It's time you went to bed.

2. It's time we left.

解説

It is time + 仮定法過去は、「もう〜する時間だ」という意味で、実際には今すぐにでもするべきことを強調するために使います。

文の構造は "It is time + 主語 + 過去形の動詞" です。

練習問題2:過去についての仮定(仮定法過去完了)

問題:次の文を仮定法過去完了を用いて書き換えなさい。

1. I didn't study hard, so I failed the exam.

2. She didn't attend the meeting, so she didn't know the decision.

解答

1. If I had studied hard, I would have passed the exam.

2. If she had attended the meeting, she would have known the decision.

解説

仮定法過去完了は、過去の事実と異なる仮定を表現するために使います。

文の構造は "If + 主語 + had + 過去分詞, 主語 + would have + 過去分詞" です。

動詞の問題

練習問題1:自動詞と他動詞で形が紛らわしい動詞(lieとlay/riseとraise)

問題:次の文の空所に動詞を適切な形で入れなさい。

1. The sun ( ) in the east. (rise/raise)

2. He ( ) the book on the table. (lie/lay)

解答

1. The sun (rises) in the east.

2. He (laid) the book on the table.

解説

自動詞は自らの動作を表し、他動詞は目的語に対して行う動作を表します。

1. rise(自動詞)は、自ら上がることを意味します。

例文1では、「太陽が自ら東から上がる」という意味になります。

2. lay(他動詞)は、何かを置く、横たえることを意味します。

例文2では、「彼が本をテーブルの上に置いた」という意味になります。

練習問題2:使役動詞(make/have/let)

問題:次の文の空所に適切な使役動詞を入れなさい。

1. She ( ) her brother clean the room.

2. I ( ) my friend use my laptop.

解答

1. She (made) her brother clean the room.

2. I (let) my friend use my laptop.

解説

使役動詞(make, have, let)は、他人に何かをさせる動作を表現します。

これらの動詞は後ろに動詞の原形を続けて使用します。

1. 「make + 人 + 動詞の原形」の形で、人に強制的に何かをさせることを意味します。

例文1では、「彼女が弟に部屋を掃除させた」という意味になります。

2. 「let + 人 + 動詞の原形」の形で、人に許可して何かをさせることを意味します。

例文2では、「私は友達にノートパソコンを使わせた」という意味になります。

形容詞の問題

練習問題1:形容詞の重要表現(心理を表すbe 形 of ~)

問題:次の文を完成させるために、適切な形容詞を選んで入れなさい。

1. He is ( ) of his success.(彼は自分の成功を誇りに思う)

2. She is ( ) of her new job.(彼女は新しい仕事に興奮している)

解答

1. He is (proud) of his success.

2. She is (excited) of her new job.

解説

心理を表す形容詞はbe動詞とともに使い、特定の感情や状態を表現します。

1. proudは「誇りに思う」を意味します。

2. excitedは「興奮している」を意味します。

練習問題2:注意すべき副詞の位置(too/so/such/quite)

問題:次の文の適切な位置に指定の副詞を入れなさい。

1. She is good a student to fail. (too)

2. It was an interesting book that I couldn't put it down. (such)

解答

1. She is (too) good a student to fail.

2. It was (such) an interesting book that I couldn't put it down.

解説

too, so, such, quiteなどの副詞は形容詞や名詞の前に置かれ、文章の意味を強調します。

1. tooは「~すぎる」を意味し、形容詞の前に置かれます。

例文1では、「彼女はあまりにも良い生徒なので失敗しない」という意味になります。

2. suchは「とても」を意味し、名詞の前に置かれます。

例文2では、「それはとても面白い本だったので、やめられなかった」という意味になります。

代名詞の問題

練習問題1:one/onesの使い方

問題:次の文の空所に適切な代名詞を入れなさい。

1. I have a red pen and a blue ( ).

2. She lost her old phone, so she bought a new ( ).

解答

1. I have a red pen and a blue (one).

2. She lost her old phone, so she bought a new (one).

解説

1. 数えられる単数名詞の代わりに使います。

例文1では、「青いペン」の代わりに "one" を使っています。

2. 例文2でも、「新しい電話」の代わりに "one" を使っています。

oneは単数形の名詞の代わりに、onesは複数形の名詞の代わりに使われる代名詞です。

練習問題2:再帰代名詞の使い方

問題:次の文の空所に適切な再帰代名詞を入れなさい。

1. He cut ( ) while cooking.

2. They enjoyed ( ) at the party.

解答

1. He cut (himself) while cooking.

2. They enjoyed (themselves) at the party.

解説

1. 主語と同じ人を指す代名詞で、動作の対象が主語自身であることを表します。

例文1では、「彼自身を切った」という意味になります。

2. 複数の主語に対して使われる再帰代名詞です。

例文2では、「彼ら自身が楽しんだ」という意味になります。

5文型の問題

練習問題1:SVCの形をとる動詞

問題:次の文の空所に適切な語を入れ、SVCの文型を完成させなさい。

1. She ( ) a doctor.(彼女は医者になった)

2. The soup ( ) delicious.(このスープは美味しいです ※isを使用しない)

解答

1. She (became) a doctor.

2. The soup (tastes) delicious.

解説

1. SVCの文型では、主語(S)が補語(C)の状態になることを示します。

例文1では、「彼女が医者になった」という意味で "became" を使います。

2. SVCの文型では、主語(S)が補語(C)の状態を示します。

例文2では、「スープが美味しい」という状態を表すために "tastes" を使います。

練習問題2:SVOOの書きかえ

問題:次の文をSVOOの文型で書きかえなさい。

1. She gave the book to him.

2. He sent a letter to her.

解答

1. She gave him the book.

2. He sent her a letter.

解説

1. SがO1にO2を与えるという形をとります。

例文1では、「彼女が彼に本を与えた」という意味を表すために "gave" を使い、O1が "him"、O2が "the book" になります。

2. 例文2では、「彼が彼女に手紙を送った」という意味を表すために "sent" を使い、O1が "her"、O2が "a letter" になります。

POINT

問題を解くことで、自分の理解度を測り、弱点を明確にすることができます。

基本的な文法知識を実際の文章でどのように使うかを学ぶために、応用問題に取り組んでみしょう。

繰り返し練習問題に取り組むことで、文法の定着を図り、正確で流暢な英語表現ができるようにすることが大切です。

まとめ

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高校英語の文法は、中学英語の基礎を発展させたものであり、より高度で複雑な構造や表現を学ぶことが求められます。

本記事では、重要な文法項目である文型、仮定法、過去完了形、関係代名詞、関係副詞、複合関係代名詞・副詞、原形不定詞、可算名詞・不可算名詞、助動詞、分詞、It~that構文、動名詞、話法について詳しく解説しました。

これらの文法を理解し、実際に使いこなすことで、英語の表現力が飛躍的に向上します。

練習問題を通じて知識を確実に定着させ、実践的なスキルを身につけてください。

英語の文法をしっかりと習得し、より自然で流暢な英語を使えるようになりましょう。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「高校 英語 文法」に関してよくある質問を集めました。

高校英語の文法とは?

高校英語の文法は、中学で学んだ基礎をさらに発展させ、複雑な構造や表現を理解・習得することを目指します。 文型、仮定法、過去完了形、関係代名詞、原形不定詞など、より高度な文法項目を学ぶことで、英語の表現力を向上させ、実践的なコミュニケーション能力を養います。詳細はこちらを参考にしてください。

高校英語の文法で押さえておきたい文法は?

高校英語で押さえておきたい文法には、文型(第一文型から第五文型)、仮定法、過去完了形、関係代名詞、関係副詞、複合関係代名詞・副詞、原形不定詞、可算名詞・不可算名詞、助動詞、分詞、It~that構文、動名詞、話法(直接話法・間接話法)があります。これらを理解し、使いこなすことが重要です。詳細はこちらを参考にしてください。

この記事を企画・執筆した人
-EnglishSearch編集部-
この記事は、EnglishSearchを運営している株式会社デジタルトレンズのEnglishSearch編集部が企画・執筆した記事です。
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